かつて20世紀の始めに登場し始めた腕時計のムーブメントはかつての懐中時計同様とても長い耐用年数を持ったものでした。しかしポケットの中で使用される懐中時計と異なり常に外気や汗の湿気に晒される当時の非防水型腕時計の場合、錆やホコリの混入による故障と隣りあわせで本当の意味での日常使用がお奨めできません。その後20世紀中頃には防水・防塵性のある腕時計が一般的になってきますが、残念ながらこの頃のムーブメントには色々な意味でかつての耐久性がありません。
腕時計として日常使用でき、なおかつ末永く受け継いでゆけるものは出来ないだろうか?
長年寄せられたこの要望に対する答えがパスタイム カスタム腕時計です。
1800年代後半から1900年代前半の小型懐中時計のムーブメントは、その質の高さ、仕上げの美しさもさることながら、耐久性にも大変優れています。それに合わせて日常使用に耐えるケースを独自に設計・製作することによりパスタイム カスタム腕時計が完成しました。